生産者のこだわり
新たな漆の可能性を追求し挑戦し続ける
静岡市駿河区で工房を開いております。産地や伝統に縛られず、作り手の雰囲気が反映された漆器になるように、「らしさ」が出るような漆器作りをしています。
漆器の歴史
静岡の漆器「駿河漆器」の歴史は古く、今川時代に始まります。その後、三代将軍・徳川家光が浅間神社の造営にあたって諸国から招いた漆工たちが、竣工後も静岡の地に永住しその技術を伝えたことで、駿河漆器の基礎が築かれたと伝えられています。以後静岡の地場産業として発展してきました。
摺漆(すりうるし)の技法
摺漆(すりうるし)の技法とは・・・生漆(漆の木から出てくる樹液のゴミを取り除いた漆)を摺り込んで、余分な漆を拭き取るという工程を7回繰り返し仕上げています。