生産者のこだわり
粋衣 Makers
ブランドプロデュース/デザイナー|橋本さわこ
洋裁技術者|村上知子
モデリスト|八木京子
「遠州織物」を選ぶわけ
「遠州織物」は一般的に綿や麻などの天然繊維が多く、織り方などの特徴は実に多種多様です。その中でも、私たちが扱う生地は、肌触り、着心地にこだわった、いつまでも着たくなるようなそんな素材です。「遠州織物」の風合い、素材感、生地の良さを生かしたデザインにたどり着くために、何度も試作を繰り返しながら、流行に左右されない、暮らしに馴染む製品、ライフスタイルを豊かなものにするアイテムを生み出したいと考えています。私たちの製品を通して、生地のこと、作り手のこと、繊維産地の歴史に想いを馳せてもらえたらと思います。
繊維産地のエシカルなモノづくり
私たちは、繊維の産地でモノづくりができることに喜びを感じています。私たちが考える「エシカルなモノづくり」は、「地域の人やモノごとに配慮した、持続可能なモノづくり」です。繊維の産地の歴史や培われた技術力、製品の品質の高さという「価値」をとても大切に考えています。糸が生地になり、生地から製品になるまでには、いくつもの工程と、大勢の人の手が掛かります。そしてその仕事が「人の暮らし」を支えています。繊維の産地として、この循環が未来にも受け継がれ、地域の発展につながることを願っています。
支え合って笑顔になるモノづくり
私たちは、「デザイン」×「遠州織物」×「ものづくり」×「女性の仕事」をつなぐ仕組みづくりに取り組んでいます。それは、「粋衣」の製品づくりに、地域の女性たちが加わることで、女性の活躍の場を生み出し、「いきがい」や「やりがい」を感じてもらうための環境づくりです。私たちの製品は、私たちのモノづくりに携わる女性一人一人の「暮らしの充足感」と「幸福感」につながっています。製品づくりを通して、地域の多くの女性が笑顔になり、地元の伝統産業の循環に携わる喜びを感じていただき、繊維がある暮らしを心地よく身近に感じてもらいたいと考えています。