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いっぱいの笑顔で育てる、季節の恵み


左から 娘のあゆみさん / 父の静夫さん / 母の博美さん


親子で営む矢入農園

矢入農園は静岡市清水区で父母娘3 人で営む農家。静夫さんで3 代目50 年。「まだまだ若い農家だよ。」とはにかみながら笑うダンディなお父さん。
娘のあゆみさんは3 年前から農業に従事。
四季の移り変わりを感じながら、様々な果実、野菜、みかんジュース等を作っています。
静夫さんの一番の楽しみは、農園で、モリアオガエル、アオダイショウ、アナグマ、ハクビシンなど、いろんな生き物たちと出会うことだそうです。


清水の町が一望できる、見晴らしの良いみかん畑

周りの誰かの食べたいものを作る。

「今、何が必要かは、作物と向き合って初めて結論が出るんだ。」と父。
毎年変化のある自然環境、同じようには作物はできない。だからこそ、作物と会話しながら作業するのだそうです。
効率化の流れの中で 1 作物専業の様な大規模農業が増えていても、矢入農園は、季節や気候に合わせ 自分や周りの誰かの食べたい物 、必要な物、季節の楽しみを作り、届けることを仕事として農園を営んでいます。


地域の人たちと作り上げた大豆畑

持続可能な農業

「今は何がある時期なの?」と お客様に聞いていただけることがうれしいとあゆみさん。
4 代目の娘は、大豆を育てる「体験農園」も主催し、地域の人とともに持続可能な農業にも挑戦しています。
様々な人との出会いが何よりも楽しいと話すそのこぼれるような笑顔は、これからの静岡の農業を支えていく希望の光のように感じました。