生産者のこだわり
マクルウという社名の由来
マクルウ(MACRW)という少し変わった社名は、「Magnesium Alloy Cold Rolling Works」の頭文字をとったもので、マグネシウム合金加工に特化する決意と共に、難しい加工を克服するきっかけとなった古い設備との出会いから学んだ「表面的な事象に流されず本質を見極めることが大事である」という思いを込めました。また、「(競馬などで)追い上げて一気に抜く」という意味である「まくる」の意を込め、マグネシウム合金という新素材の事業は、技術の確立やその伝播に時間がかかりますが、一度動き始めると様々な展開が一気に加速するという期待も込めています。
新素材を克服した職人の技術
「悪名高い加工の難しさ」を克服したのは、熟練した職人の技術です。パイプを引抜く、曲げる、溶接するといった他の金属では当たり前の加工技術が、マグネシウム合金では非常に難易度の高いものでした。実は、加工用設備は他の金属と変わりません。一般的な設備を、マグネシウム合金加工に合わせ使いこなすノウハウが最も重要なポイントです。最適な加工条件を、経験から得た勘と新素材を克服したいという情熱で見つけ出すプロセス、私たちのマグネシウム合金製品には、その全てが詰まっています。